RCD負荷バンクとRLC負荷バンクの違い
データセンターでは、多数のコンピュータ、ネットワーク機器、その他の整流負荷バンクが使用されているため、電力システム全体に明らかな非線形特性が見られます。つまり、電圧と電流は一定の割合で直線的に増減せず、抵抗が変化する可能性があります。そのため、データセンターの主電源、無停電電源装置、バックアップ発電機セットなどの機器は、非線形負荷バンクの特性に適応し、適切なピーク係数を備えている必要があります。
電源のピークファクターをデバッグ・検出するには、非線形負荷バンクを用いてデータセンターの電源の動作状態をシミュレートする必要があります。しかし、多くのデータセンターでは、従来のRLCシミュレーション負荷バンクを用いて電源のデバッグ・テストを行っています。RLCシミュレーション負荷バンクは明確な線形特性を持つため、実際のネットワーク電源の性能を十分に反映することができません。
RCD非線形シミュレーション負荷バンクは、データセンターの電源検出においてRLC負荷バンクの代替として推進されています。RCD負荷バンクと従来のRLC負荷バンクの主な違いは次のとおりです。
1、RCD負荷バンクの抵抗値は非線形かつ調整可能です。特殊なRSアナログインピーダンスループの調整により、負荷バンクの状態を正確に調整し、発電機セットまたはUPSが指定された負荷状態で動作するようにすることで、発電機セットの様々な状態における性能指標を正確に把握し、検知することが可能になります。
2、RCD ロードバンクは上位コンピュータソフトウェアを独自に開発しており、面倒な手動操作なしで電力を迅速に入力し、自動多段連続ロードを実現できます。
3、 RLC 負荷バンクと比較して、RCD 負荷バンクの電力と力率は調整範囲が広く、負荷バンクが突然変化したときに発電機セットまたは UPS の動作容量を検出します。
4、RCD ロードバンクは、過渡電圧、周波数調整、高調波含有量など、発電機セットまたは UPS の動的な電気パラメータを検出できます。特に、異なる抵抗値と力率の下でのデータセンターの電源の主要なパラメータの変化を検出できます。
